
こんなこと気になりませんか?
- 皮がふやけたようになって、ジュクジュクしている
- プツプツとした水ぶくれができてかゆい
- 皮膚が硬くなって、カサカサしている
どんな症状・病気?
水虫は、白癬菌が感染して起こる
水虫とは、白癬菌(はくせんきん)という真菌(=カビ)の一種が、足の裏や足の指の間、足の爪などに感染して起こる病気。人の皮膚の表面には角質層がありますが、白癬菌はこの角質層の主成分であるケラチンというたんぱく質を栄養分として、根を広げるように角質層の奥まで入り込み、増殖していきます。水虫は、この白癬菌からケラチンを溶かすために分泌される酵素(ケラチナーゼ)を異物と認識する体の免疫反応によって起こった炎症。ヒスタミンなどの化学伝達物質が、皮膚の神経を刺激するため、かゆみやかゆみを伴う痛みを感じるのです。


<イメージ図>
趾間型、小水疱型、角質増殖型の3つのタイプがある
水虫は主に、足の指の間にできる趾間(しかん)型、土踏まずなどに小さな水ぶくれができる小水疱(しょうすいほう)型、足の皮膚が厚く硬くなる角質増殖型の3つのタイプに分類されます。趾間型は、かゆみはそれほど強くありませんが、足の指の間が赤く腫れ上がったり、白くふやけてジュクジュクしたり、皮がむけたりする症状が現れます。小水疱型は、足の裏に赤いプツプツが現れ、そこに小さい水疱ができます。強いかゆみを伴うのが特徴です。角質増殖型は、かかとを中心に角質層が厚く硬くなり、足の裏全体がカサカサして、ボロボロと皮がむけたりひび割れたりします。かゆみはほとんどありません。
その原因として考えられるのは?
原因1 白癬菌の感染
白癬菌とは、菌糸を作って繁殖する真菌(=カビ)と呼ばれる菌の一種。ごく身近なところに存在し、誰もが感染する可能性がありますが、本来は感染力が弱いので、普通に洗い落とせば問題は起こりません。しかし、長時間皮膚に付着させたままにすると白癬菌が皮膚に侵入し、水虫の症状が起こるのです。感染しやすい場所は、直接素足が触れる場所。たとえばバスマット、スリッパ、じゅうたん、たたみなどがあげられます。水虫の人が落とした白癬菌が足について感染するというのが、一番多い感染経路だといわれています。
原因2 水虫になりやすい要因もある
水虫になりやすいかどうかは、その人個人の体質や外的要因などとも関係しています。たとえば、体質としては汗っかき、脂性、偏平足など風通しの悪い足の形などがあげられます。また、外的要因としては、平均気温や湿度が高い地域に住んでいる、普段から長時間靴をはいている、家族に水虫の人がいるなどがあげられます。
その対処法
対処法1 市販の水虫薬を用いる
最近の市販薬では、殺菌力、浸透性、貯留性の総合力で、白癬菌に対する作用が強いといわれる第3グループの水虫薬が主流となっています。水虫薬にはいろいろな剤型がありますが、水虫のタイプに合わせて選ぶことが大切です。ジュクジュクした趾間型の水虫には、患部を乾燥させるパウダーやパウダースプレー、または患部を保護する軟膏がおすすめです。小水疱型などかゆみがひどい水虫には、かゆみ止めの入ったものや、かゆみを鎮めるのに効果的なスプレータイプのものが良いでしょう。カサカサした角質増殖型の水虫には、浸透性の高い液体タイプがおすすめです。なお、比較的どのような水虫にも幅広く使えるのがクリームと軟膏です。
対処法2 清潔と乾燥に心がける
白癬菌の増殖を抑えるためにも、足の指までていねいに洗うことが大切です。水虫の症状がひどい場合は、皮膚にやさしい弱酸性の石鹸や、殺菌成分の入っている洗浄剤などを使うと良いでしょう。また、日頃から足周りの衛生環境を保ち、通気性を良くしましょう。
対処法3 根気よく治療する
市販薬で治療する場合は、毎日決められた回数、しっかりと塗り続けることが大切です。一番いいのは入浴後。足が清潔なだけでなく、角質が軟化して軟らかくなっているため薬が浸透しやすいからです。また、症状が治まったように見えても、白癬菌は角質層の奥深くに潜んでいるので、少なくとも最低1ヵ月、できれば2ヵ月は根気よく塗り続けることが大切です。
こんなときは病院へ
患部に化膿や腫れがあったり、爪が厚くボロボロになったりしたら、病院を受診しましょう。特に爪水虫は市販薬では治りません。
受診外来 <皮膚科>
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