
こんなこと気になりませんか?
どんな症状・病気?
ストレスは人生のスパイス
よく、イライラのもとになっているものを「ストレス」と呼びますが、本来ストレスとは、精神的・肉体的に負荷がかかっている“状態”をいい、そのもとになっている“原因”は「ストレッサー」と呼びます。このストレッサーには、騒音や気温の変化といった「物理的ストレッサー」、酸素や栄養の不足・薬害などの「化学的ストレッサー」、病原菌の侵入などの「生物的ストレッサー」、人間関係や精神的なトラブルなどの「精神的ストレッサー」の4種類があります。こうした原因から生じるストレスは、自律神経に影響を及ぼすため、体にさまざまな変調をきたします。ストレスというとマイナスのイメージが強くありますが、適度なストレスは、交感神経を刺激し、判断力や行動力を高めます。こうしたことから、「ストレスは人生のスパイス」ともいわれます。
体のあらゆるところに症状が現れる
とはいえ、そのストレスが大きすぎたり、度をすぎていると、脳の視床下部に影響を与えて、自律神経のバランスをくずすことがあります。こうした変調により、さまざまな症状が出てきます。消化器系では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎、過敏性腸症候群、神経性嘔吐症などがよく知られています。また、循環器系では、高血圧や不整脈など、婦人科系では月経不順や無月経などがよくみられます。さらに内分泌系では、肥満、糖尿病など、皮膚疾患としては湿疹、じんましん、円形脱毛症などがあります。
自律神経を介することで、体のあらゆるところに症状が現れるのがストレスの特徴です。検査をしても異常が見つからず、原因不明といわれる病気のなかで、ストレスが原因となっているものが少なくありません。
また最近では、大きな事故や事件にあって、心に障害が起こるPTSD(心的外傷後ストレス障害)といった疾患もよく耳にします。
その原因として考えられるのは?
原因 原因の多くは「精神的な悩み」
原因には、気温の変化や栄養不足など、「物理的」「化学的」なストレッサーがありますが、最も多いものは「精神的ストレッサー」です。たとえば、人間関係においてトラブルがある、人には言えない悩みがある、仕事がうまくいかないなど、精神的に悩んでいると、下痢になったり、動悸や息切れを起こしたり、からだがだるくてやる気が出なかったりと、さまざまな症状が現れます。
その対処法
対処法1 とにかく無理せずリラックスしましょう!
ストレスによるこうした症状を緩和するには、まず何よりもストレス状態を引き起こしている原因を取り除く必要があります。もちろん、悩みなどは簡単に解決できないでしょうが、少し遠くまで散歩をしたり、美術館巡りをしたり、お香をたいてみたりなど、いつもと違うことをして、五感からリラックスするようにはたらきかけると改善する場合があります。
対処法2 鎮静効果のある医薬品を試してみる
生薬をベースに処方された一般用医薬品があります。仕事上のストレスによる緊張感やイライラなどの鎮静に有効です。興奮・緊張状態をやわらげ、疲労 を緩和する働きがあります。
こんなときは病院へ
カウンセリングを受けるだけでも解決する場合もあります。ひどい症状が続く場合は、無理せず医師に相談しましょう。医師の指導の下なら、薬物療法なども効果的です。
受診外来 <心療内科><神経科>
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