
こんなこと気になりませんか?
- 唇の内側や舌、歯ぐきなどに小さい水ぶくれができている
- 唇の内側や舌、歯ぐきなどに白いへこみ(潰瘍)ができて痛い
- 口の両端が切れて口を開けると痛い
どんな症状・病気?
口の中で炎症すべてが口内炎
「口内炎」とは、口の中の粘膜に発生する炎症。頬(ほお)の内側や舌の縁、唇の裏側などに、1個あるいは数個の小さい水疱や潰瘍などが起こります。ただし、広い意味では、口の中の広い範囲におよぶ炎症状態すべてを「口内炎」と呼び、その中で、歯ぐきにできれば「歯肉炎」、舌にできれば「舌炎」、唇にできれば「口唇炎」、口角にできれば「口角炎」と分類されます。「口唇炎」と「口角炎」は、口の中というより口の外側に起こる炎症。「口唇炎」は、唇の皮が薄くむけたり、水ぶくれやただれが現れたりします。一方の「口角炎」は口角がひび割れ、口を開けると切れてしまったり、ただれてかさぶたができたりします。


<イメージ図>
さまざまな種類の口内炎
ひと口に「口内炎」と言っても、さまざまな種類があります。最も典型的な口内炎は「アフタ性口内炎」。中央部が浅くくぼんだ白っぽい潰瘍(アフタ)ができるもので、約10日から2週間程度で治ります。潰瘍状の口内炎と違って、境界がはっきりしていない口内炎が「カタル性口内炎」。口の中の粘膜が赤く炎症を起こしている状態です。また、ウイルスの感染によって、小さな水泡が集まって潰瘍になる「ヘルペス性口内炎」もあります。
この他にも、「カンジダ性口内炎」「アレルギー性口内炎」「ニコチン性口内炎」などがあります。
その原因として考えられるのは?
原因1 同じような症状であっても原因はさまざま
口内炎は同じような症状でも、その原因はさまざまです。特に「アフタ性口内炎」や「カタル性口内炎」などは、はっきりこれと言える原因が特定できません。しかし、いくつかの要因から引き起こされることはわかっています。たとえば、「歯や入れ歯が粘膜に当たる」「乱暴な歯磨きで粘膜を傷つけた」「熱いものを食べてやけどをした」「口の中の粘膜をかんだ」といった“物理的刺激”、「歯磨きやうがいをしない」といった“口の中の衛生不良”、「病気や過労などで体力が低下している」「ビタミンB群やビタミンA、ミネラルなどが不足している」といった“体の不調”などが要因だと言われています。また、抗生物質やステロイド剤を多く使用している場合にも、抵抗力が低下し、起こりやすくなるようです。
原因2 ウイルスやカビなど特定の原因がある口内炎もある
口内炎の中でも特定の原因があるものもあります。それは、ウイルスやカビなどに感染した場合やアレルギー反応が起こった場合です。「ヘルペス性口内炎」は、単純ヘルペスウイルスの感染が原因。また、口の中に白いこけ状の斑点ができる「カンジダ性口内炎」は、カビ(真菌)の一種であるカンジダ菌の増殖が原因になります。「アレルギー性口内炎」は、特定の食べ物や薬物、金属が刺激となってアレルギー反応を起こしたもの。「ニコチン性口内炎」は、ニコチンというよりも、主に喫煙の習慣により口の中が長期間熱にさらされることにより起こると言われています。口の中の粘膜や舌に白斑ができ、がんに変化する可能性もあります。
その対処法
対処法1 原因があればそれに対処することが大切
歯や入れ歯が当たる部分に口内炎ができた場合は、歯並びの矯正や合わない入れ歯の修理などが必要になります。また、粘膜を傷つけないために、適切なブラッシングを心がけるようにしましょう。適切なブラッシングは、口腔内を清潔に保つ効果もあります。
対処法2 粘膜の修復を助けるビタミンB2を補給する
ビタミンB2が不足すると、口内炎、口角炎が起こりやすくなることがわかっています。細胞の再生や成長を促進するビタミンB2を積極的に摂るようにしましょう。なお、ビタミンB群には相互作用があるため、特にB1、B6と一緒に摂ると、粘膜を保護し、細胞を助ける作用が促進され、治りが早まります。
対処法3 刺激物は避けた方がいい
食事のときに気をつけたいのは、香辛料の多い食べ物や熱い飲み物など。これらは炎症部分を刺激して、回復を遅らせてしまいます。フランスパンやせんべいなど固い食べ物も刺激になりやすいので、患部に負担をかけないよう、細かくして食べるようにしましょう。また、喫煙の習慣がある人も痛みがひどいときは、控えた方がいいでしょう。
対処法4 生活習慣を改善し、体調を整える
栄養バランスの乱れや体力低下など体に不調がある場合は、食生活を改善したり、睡眠を十分にとったりするなど、生活習慣の改善が必要です。口内炎は、胃腸の調子が悪いときや風邪のとき、過労、ストレスなどで体力が低下しているときなどに起こりやすくなるようです。
こんなときは病院へ
規則正しい生活を心がけ、ビタミンB2を積極的に摂るなどしても良くならない場合は、一度、病院で診てもらいましょう。
受診外来 <歯科><口腔外科><耳鼻咽喉科>
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