
こんなこと気になりませんか?
- 日に当たった後、赤くなって水ぶくれになった。
- 夏の間で色が黒くなったような気がする。
どんな症状・病気?
熱をもって赤くなる「サンバーン」
日焼けは、本来、紫外線が皮膚内部へ侵入するのを防ぐという防御反応。一度に大量の紫外線を浴びると、1、2時間後に、皮膚が熱をもち、赤くなった「サンバーン」といわれる炎症が起こります。軽いものならその症状は、8〜24時間の間にピークに達し、次第に赤みは消えますが、ときには痛みを伴って腫れたり、水ぶくれになったりすることもあります。いずれにしても、日焼けはやけどの軽いものと考えられます。
メラニンが増加する「サンタン」
「サンバーン」が起こってから3〜4日目には皮膚の色が黒くなる「サンタン」といわれる色素沈着がはじまります。メラノサイトという色素細胞でメラニンという褐色の色素が大量に作られ、皮膚が黒くなります。このメラニンの大半は、ターンオーバーによって表皮の細胞とともに、上に押し上げられてはがれ落ちます。「サンタン」は、日焼け後7〜8日目にピークに達し、その直後に皮がむけることがありますが、やがてはターンオーバーによってメラニンもはがれ落ち、退色していくのです。
その原因として考えられるのは?
原因1 「サンバーン」を起こすのはUVB
日焼けの原因となる紫外線のうち、地表に到達し、人の体に影響を与えるのはUVAとUVB。UVAは真皮まで、UVBは表皮まで到達します。しかし、日焼けを起こす力では、UVBはUVAの600〜1000倍も強いといわれています。特に、急激に強い日差しを浴びた後の「サンバーン」は、ほとんどUVBが原因。UVBが表皮に吸収されると、細胞を傷つけます。すると、真皮にある血管が拡張し、血流が増えるため、赤くなったり、ヒリヒリと痛くなったりする炎症が起こるのです。
原因2 「サンタン」は紫外線の侵入に備えた防御反応
「サンバーン」の後に、皮膚が褐色に色づく「サンタン」が起こりますが、これは紫外線の次の侵入に備えた皮膚の防御反応。皮膚にあるメラノサイトという色素細胞が、紫外線を吸収できる褐色の色素であるメラニンを作るのです。したがって、紫外線を多く浴びるほど、それを吸収しようとメラニン色素が大量に作られ、だんだんと色が濃くなるのです。
その対処法
対処法1 油断しがちな日常の紫外線に注意!
紫外線から肌を守るためには、まず直射日光を浴びないということに尽きます。一番簡単にできるのは、つばの広い帽子や長袖のシャツを着用したり、日傘をさしたりするなど、身の周りでのひと工夫。家事の合間のちょっとした紫外線なら大丈夫だと考えていると大変。近所への買い物、洗濯物干しの時間をトータルすると、真夏の海で1時間過ごしたのと同じ量の紫外線を浴びていることになるそうです。
対処法2 日焼け止めを活用する
どうしても日光を避けられない海や山でのレジャーでは、日焼け止めクリーム(サンスクリーン)を活用しましょう。紫外線が肌の内部に届くのを防ぐ日焼け止め成分には、2つのタイプがあります。一つは紫外線を反射させる成分、もう一つは紫外線を肌の表面で吸収してしまう成分です。こうした成分を配合した日焼け止めクリームには、UVAを防ぐ効果の目安としてPAが、UVBを防ぐ効果の目安としてSPFが表示されています。PAは、UVAによって肌が黒くなる性質を利用した測定方法で求めます。一方SPFは、UVB防止効果の程度を数値で表したもので、UVBによって肌が赤くなる性質を利用した測定方法で求めます。
日焼け止め効果の目安
| SPF |
Sun Protection Factorの略語。サンバーンを引き起こすUVB防止効果の程度を表す数値。2〜50までの数値で表され、数値が大きいほど防止効果が高い。 |
| PA |
Protection grade of UVAの略語。UVA防止効果の程度を表す。+(ワンプラス)、++(ツープラス)、+++(スリープラス)の3分類で表され、プラスが多いほどその防止効果は高くなる。 |
対処法3 日焼けしたら冷やして、保湿
うっかり日焼けしてしまったら、まず冷やすことが大事。特に炎症がひどい場合は、濡れタオルや冷水シャワーでほてりを抑えましょう。また、紫外線に当たると、皮膚は角質を厚くして、それ以上の紫外線から皮膚を守ろうとします。厚くなった角質では保湿成分が不足し、皮膚はゴワゴワとカサつくことがあるので、そんなときは、炎症を抑える成分を配合したさっぱりとした使用感のジェルやローションで保湿をするとよいでしょう。
こんなときは病院へ
日焼けを通り越してやけどのような状態になっている場合は、専門的な処置をしてもらう必要があります。
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