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授乳時の注意

母乳は赤ちゃんの理想的な栄養

免疫物質が豊富でたんぱく質、ミネラルもたっぷり

お産が終わると、ホルモンの影響で、自然に母乳が分泌される準備が整います。母乳は赤ちゃんにとって理想的な栄養源なので、母乳が十分に出ていれば、生後5ヵ月くらいまでは、母乳だけで育てることもできます。
その母乳には、細菌やウイルスに対する免疫物質が含まれています。特にお産が終わると、すぐに出る黄色い乳(初乳)は、免疫物質が豊富で、たんぱく質、ミネラルなどの栄養素もたっぷりと含まれているので、必ず飲ませたいものです。また、母乳はアレルギーを起こす心配もないので安心して飲ませることができます。ミルクと違って調乳の手間がかからず、衛生的にも安心できるので、出産後、体力的にきつい時期のお母さんにとっては、強い味方といえるでしょう。

おっぱいを吸うことで子宮の回復が早まる

赤ちゃんにとって母乳は、何にも勝る栄養源ですが、母乳を与えることは、お母さんの体の回復にも大変役立ちます。赤ちゃんがおっぱいを吸うと、子宮の収縮が促されるため、妊娠・出産で大仕事を終えた子宮の回復を早めます。母乳で育てることは、お母さんの健康のためにもいいといえます。さらに、赤ちゃんを胸に抱いて授乳することは、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても、精神的な安定と満足感を感じることができ、それが大きな喜びといえるでしょう。
母乳の飲ませ方

授乳の回数とリズム

生後1ヵ月くらいでできてくる授乳のリズム

出産後、間もないときは、母乳の出も良くなく、赤ちゃんもおっぱいをうまく吸うことができません。生後1ヵ月くらいは、時間にこだわることなく、赤ちゃんがほしがるときに、ほしがるだけあげてください。
その後、生後1ヵ月を過ぎると、母乳の出も良くなり、赤ちゃんの吸う力もついてきます。3時間おきに1日6〜8回くらい、それ以降は、4時間おきに1日5回くらいの授乳に落ち着いてきます。夜中の授乳がなくなる目安は3ヵ月くらいといわれますが、3ヵ月前に夜中に飲まなくなる子もいれば、6ヵ月を過ぎても夜中の授乳が続く子もいるなど、これには個人差があります。

母乳不足の心配

1ヵ月健診で小児科医に相談してから

母乳の場合、ミルクと違って赤ちゃんがどれくらい飲んだかがわかりません。飲ませてもすぐ泣くということもあり、「母乳が足りているのか?」心配になることもあるでしょう。
まずは、1ヵ月検診までは、回数や時間間隔などを気にせず、赤ちゃんがほしがるときにほしがるだけあげてください。ミルクを足す必要があるかどうかは、1ヵ月健診で小児科医に相談してからでも十分間に合います。

赤ちゃんから出る母乳不足のサイン

とはいえ、泣くことしか手段のない赤ちゃんから、こんなサインが出ていたら、母乳不足ということも考えられます。
1) 体重が順調に増えていかない
2) 30分以上、乳首を離さない
3) 授乳後、体重を測って哺乳量を見ると、いつも少ない
4) うんちの回数が少ない
こうしたときは、ミルクを足して混合栄養にするのもいいでしょう。

身体発育曲線に沿っていれば問題なし

母乳の出の良さ、悪さは赤ちゃんの体重の増加に影響します。赤ちゃんの成長の目安ですが、生後1ヵ月で体重がやや少なめでも、『母子健康手帳』の身体発育曲線に沿って、増加していれば心配ありません。赤ちゃんの発育には個人差がありますので、あまり神経質にならず、安心して母乳育児を続けましょう。


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