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女性特有の病気|子宮の病気

子宮筋腫

どんな病気?

5人に1人は筋腫持ち

子宮の筋肉の一部にかたいこぶのようなかたまりができる病気です。良性の腫瘍で、がんなど悪性のものに変化することはありません。筋腫のできた場所によって、漿膜下筋腫(子宮の外側)、粘膜下筋腫(子宮の内側)、筋層内筋腫(子宮の筋肉内)の3種類に分けられます(図)。

画像-粘膜下筋腫 画像-漿膜下筋腫 画像-筋層内筋腫
<イメージ図>

子宮筋腫は生命にかかわる病気ではなく、35〜50歳の女性の5人に1人が持っているといわれる、ポピュラーなものです。大きさは小豆大から、大人の頭まであるものまでさまざま。2つ以上が合併していたり、子宮内膜症や子宮腺筋症と合併していることもあります。

女性ホルモンと関連?

原因として遺伝、肥満、喫煙、食生活、出産の有無などがあげられていますが、はっきりとわかっていません。ただ、筋腫は女性ホルモンの一種である卵胞ホルモンの分泌が盛んになる年代に多くみられ、閉経後には小さくなる傾向があることから、筋腫の発育と女性ホルモンとは何らかの関係があるようです。

主な症状

代表的な症状は過多月経

子宮筋腫の主な症状は、月経が重くなることです。なかでも最も多いのが、出血量が多くなる過多月経です。また、月経痛がひどくなることがあり、期間も長くなりがちです。月経時の出血量が多いため貧血状態になることもあり、慢性的な疲労感、息切れ、めまい、動悸などの症状が出てきます。また、不正出血が起こることもあります。さらに、筋腫が大きくなると下腹部を触ったときにしこりを感じたり、膀胱や腸管が圧迫されてトイレが近くなったり、便秘になることがあります。

検査と治療法

検査

月経の異常、不正出血、貧血、おりものなどについて問診し、次に内診で子宮の状態を調べます。そこで子宮筋腫が疑われたら超音波検査を行い、筋腫の大きさ、かたさ、位置などを確認します。これでほぼ診断はつきますが、卵巣腫瘍などとの区別が難しい場合はCT(コンピュータ断層撮影)検査やMRI(磁気共鳴画像)検査、子宮卵管造影検査、子宮鏡検査などを必要に応じて行います。

治療

必ずしもすぐに治療が必要というわけではなく、筋腫の種類や大きさ、症状、年齢、妊娠希望の有無などの条件を考えて治療の有無や方法を決めます。
治療には手術で筋腫を取る方法(筋腫核摘出術、子宮全摘出術)、ホルモン療法(一時的に閉経状態を作り筋腫を小さくして様子をみる)、対症療法(貧血、月経痛など気になる症状を抑える)などがあります。それぞれに利点と問題点があるので、主治医とよく相談して決めましょう。
なお近年では、手術をせずに筋腫を小さくする、子宮動脈塞栓術(UAE)という方法も選択肢の一つとなりました。歴史が浅い、施術できる病院が限られる、保険がきかない、といったデメリットもありますが、検討してみる価値はありそうです。

こんなときは病院へ

月経の量が多い、月経痛、下腹部のしこりの他、トイレが近くなるなど、子宮筋腫の症状と思われるものがあれば、病院へ行きましょう。健康診断や献血時などで貧血を指摘されたときも、女性なら子宮筋腫が原因のことも多いので、ぜひ受診しましょう。

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