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子宮体がんは、もともと欧米人に多く日本人には少ない傾向にありましたが、食生活の欧米化や少子化などライフスタイルの変化から、最近増えてきました。欧米では子宮がんの70%は子宮体がんであり、わが国でも40%が体がんといわれています。原因は、女性ホルモンの、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のアンバランスが関わっているといわれています。
30歳代で発症することもありますが、主として閉経後の人に発症しやすく、肥満、糖尿病、高血圧を合併しやすい病気です。
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初期にはほとんど自覚症状がみられません。ごくまれに、性交後に出血がみられたり、進行してくると、不正出血や血の混じったおりものがみられることもあります。さらに進行すると悪臭のするおりものが出たり、下腹痛や排尿障害が起こります。自覚症状がなくても、年1回の定期健診を受けるようにしましょう。
検査は、子宮頸部の細胞を綿棒などで少量こすりとって、細胞診を行います。痛みもなく、短時間でできる検査法です。その結果、精密検査が必要となれば、組織をとって詳しく調べたり、コルポスコープという内視鏡で子宮の頸部をよく観察するなどして総合的に診断します。
がん治療の基本は、切除することです。子宮頸がんの治療も主流は子宮の切除ですが、ごく初期のがんであれば、子宮を残し、レーザーで患部を焼き取る「レーザー療法」なども行われるようになりました。少し進行したがんだと、子宮を摘出する必要がありますが、その場合でも、摘出は子宮にとどめ、卵巣を残すことが多くなりました。
初期は、頸がんよりさらに自覚症状が出にくいのが特徴です。進行速度は子宮体がんの方が頸がんよりもゆっくりです。そのうちに、不正出血が起こり、徐々に血性のおりものが増え、腹痛が起こります。
なお、子宮体がんは閉経後になることが多いので、閉経後の不正出血は要注意です。
子宮内膜細胞を採取して顕微鏡で検査する細胞診を行います。子宮の奥の細胞採取を行いますので、多少の痛みや出血を伴うことがありますが、短時間で終わります。その結果によってヒステロスコープと呼ばれる内視鏡やその部分の組織検査なども行われます。
子宮体がんは卵巣に転移しやすいので、子宮と卵巣を摘出する治療法が主流です。以前に比べて手術法も進み、放射線や抗がん剤を効果的に組み合わせるなどの方法で、治癒率もアップしています。
卵巣摘出により女性ホルモンの分泌が減り、更年期障害のような症状が出ることがありますが、女性ホルモンを補うことで症状を軽減できます。
こんなときは病院へ不正出血があったら、「出血が止まってから」などと考えず、すぐに病院へ行きましょう。出血があるときに行く方が、医師がきちんと症状を確認できます。 受診外来 <婦人科> |
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