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しのびよる生活習慣病

糖尿病

どんな症状・病気?

気づかないうちに失明の危険も!?

膵臓でつくられるインスリンのはたらきが弱くなったり、量が不足したりすると、食事で得た血液中の糖(ブドウ糖)を筋肉や脂肪細胞にエネルギーとして取り入れることができなくなり、血液中の糖の濃度が高いままになります。この状態が慢性的に続くのが糖尿病です。糖尿病の初期には自覚症状がほとんどなく、「からだがだるい」「のどが渇く」といった症状が出たときには病気がかなり進んで、合併症を起こしていることもあります。糖尿病で気をつけなければならないのはこの合併症で、手足の無感覚(末梢神経の障害)、視力の低下(網膜症)、腎臓の機能低下が代表的なものです。糖尿病を治療せずに放っておくと、これらが悪化して、壊疽(手足の先の組織が死んでしまう)や失明、腎不全による透析導入に至ることもあります。

更年期と糖尿病

定期健診で早期発見を

糖尿病の危険因子として、(1)家族に糖尿病の患者さんがいる(遺伝的な体質)、(2)肥満、(3)運動不足、(4)精神的なストレス、(5)食べすぎ飲みすぎ、などがあげられます。更年期前後は、女性にとってホルモン分泌の変化など体内的変化だけでなく社会生活的な環境変化が同時に訪れる時期でもあり、特に糖尿病の危険因子(2)〜(5)を満たしやすい状況にあるといえます。糖尿病は合併症を起こす前に発見して、治療を開始することが大切です。必ず年に1回、定期的に検査を受けるようにしましょう。

日ごろから心がけたいこと

食事 栄養バランスの取れた食事を心がける

食事療法をきちんとすれば約半数の人は薬を飲まなくてもすむくらい、糖尿病の治療において食事は重要です。糖尿病治療の際の食事は厳しい制限食ではなく、栄養バランスのとれた健康食なのです。普段から、1日3食規則正しく食事をとる、甘いものや脂肪のとりすぎに注意する、食物繊維の多い野菜や穀類、海藻を多めにとる、などを心がけましょう。また、外食する場合はパスタなどの一品ものよりも、品数の多い定食を選んだり、カロリーの摂りすぎを防ぐためには無理して完食せずに残すことも必要です。

生活 1回20分以上のウォーキングがおすすめ

こまめにからだを動かし、運動不足を防ぐことが重要です。おすすめはウォーキングで、1日7000〜1万歩が目安です。からだを動かしはじめて10分くらいたってから脂肪が燃焼しはじめるので、1回の運動を20分以上続けると効果的です。すでに糖尿病と診断されている人は、運動によっては症状を悪化させることもあるので、主治医とよく相談してからはじめましょう。