
どんな症状・病気?
自覚症状を感じにくいことが難点
高血圧症は、平常時の血圧が正常とされる値よりも高い状態をいいます。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、頭痛、耳鳴り、めまい、動悸、息切れなどの症状が現れることがあります。そのまま放っておくと血管がもろくなる動脈硬化に進行し、さらに脳や心臓の血管が狭くなって詰まったり(心筋梗塞、脳梗塞)、破れて出血(脳出血)するなど命に関わることもあるため、年に1回は検査を受けておきましょう。
更年期と高血圧
エストロゲンの分泌減少が原因
エストロゲン(女性ホルモン)の量は、視床下部という脳の一部によって調節されています。更年期を迎える頃にはエストロゲンの分泌が減少し、視床下部が女性ホルモンを増やすことに集中してしまうため、同じところで調節されている自律神経にも影響が生じてきます。血圧は自律神経によって調節されているので、更年期には血圧が一時的に不安定になることが多くなります。
更年期の一時的な高血圧は、閉経後、体調が落ち着いてくると安定していきますが、ときに本物の高血圧になることがあります。更年期の症状だと思って安心せず、日頃から血圧を安定させる工夫が大切です。
日ごろから心がけたいこと
食事 塩分を控える
塩分を多くとっている人ほど、高血圧になりやすい傾向がありますので、塩分控えめの食事を心がけましょう。ハムやちくわなどの加工食品や麺類の汁は塩分が多いものです。外食も意外と塩分が多くなってしまうので、塩分の加減ができるように、なるべく家で料理を作るようにしましょう。薄味が物足りない場合は、こんぶやかつお節をいつもより多く使ってだしを濃いめにしたり、おひたしなどにかけるしょうゆの代わりにレモンを使うなど、工夫次第で風味豊かな食卓になります。また、肥満も高血圧の原因になりますので、食べ過ぎに注意して、バランスの良い食事をするように心がけましょう。
生活 急な温度変化を避ける
からだが急な寒さや温度の変化を感じると、血圧が不安定になりますので、寒い日に外に出るときは上着を着るようにしたり、熱すぎるお風呂には入らないようにしてください。また、ストレスも血圧を不安定にさせますので、気分転換と十分な休息を取るよう心がけましょう。水泳やウォーキングなどの酸素を取り入れる「有酸素運動」を続けると、血圧が改善されやすくなります。無理をせず、毎日続けることが大切です。
|