季節の変化に合わせて、“食”の色も着替える
「真っ赤に熟れたトマト、とてもおいしそう!」「この青いトマト、まだ固くて苦そうねぇ」。色は私たちの食欲を大きく左右する要素です。目においしく映るのは、<赤><黄><緑>で、この3色をいかにバランス良く配置するかがポイントだといわれます。
食卓で季節を感じさせるのは、旬の食材を使ったお料理が一番ですが、一年中おいしく食べられるお料理も、器や盛り付け次第で季節感を演出することができます。ある料理店では、親子丼を冬は赤絵の器、夏はブルー系の染付けの器を利用しているとか。季節と食器の調和には基本があり、夏にはブルー系の明るく、淡い色の食器、冬には、赤系の暗めの濃い色の食器を使うと良いといわれ、お店などでも、こうして四季の変化をつけているようです。
夏に使われる<ブルー>は、寒色の代表色であり、日本人が最も好きな色と言われます。<ブルー>というと、水を連想するためか、「クール」「冷たい」といったイメージにつながります。食欲も出ない暑い夏、食卓にも“涼しさ”を感じさせたい・・・、そんなとき、この<ブルー>を効果的に使って、テーブルを演出してみましょう。
<ブルー>のコントラストを効かせたコーディネイト
まず、テーブルクロスやランチョマットに、<ブルー>を取り入れてみましょう。テーブルクロスを選ぶとき、クロスは料理の脇役ということをしっかりと心得て、色みがはっきりした強い色のクロスはさけます。コースター、ペーパーナプキン、ランチョマット、テーブルクロスと、面積が大きくなるほど色の影響を受けるため、大きくなるほど薄い<ブルー>にするのが、こうした布(紙)使いのコツです。
ひと言で<ブルー>といっても、色鮮やかな<ロイヤルブルー>から、淡い<ペールブルー>まで、いろいろな<ブルー>があるので、その濃淡をしっかり使い分けることが大切です。<ブルー>に加え、<薄い青緑><水色>は「涼しい」、緑は「新鮮な」というイメージがありますので、これらの色も上手に取り入れていきたいですね。ちなみに、赤みのある<ブルー>は、意外にしっくりとテーブルになじむようです。
クール感を高めるブルーグラス&切子細工
さらに、食器でもクール感を出したい・・・。そんなときにおすすめなのが、ブルーのグラス。お水を飲むグラスを<ブルー>に変えるだけで、クール感はグンと高まります。涼しげな透明感のあるブルーグラスに、カラカラという氷の音は、夏の日にこの上なく心地良いものです。また、日本酒、ビール、ワイン・・・お酒を飲むときには、ぜひ、青の切子細工のグラスを。夏にぴったりの切子独特の雰囲気が、いつもとちょっと違った時間を作り出してくれそうです。こうした<ブルー>をテーブルに取り入れて、夏の日を涼しげに過ごしてみませんか?

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