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春夏秋冬こころの装い|季節の彩をテーブルに

Winter

お互いを引きたてる2色で印象的な彩りを

お互いの色を引き立てるインパクトある配色

色を何色か組み合わせたカラーコーディネイトは、ファッションやインテリア、テーブルウエアにまで広く利用されています。そのカラーコーディネイトには、同じトーン(明度)で合わせる、同系色でまとめる、といった方法だけでなくいろいろな配色がありますが、なかでも強い印象を残すものに、「反対色」を利用したコーディネイトがあります。

この「反対色」とは、専門的にいうと「補色(ほしょく)」といわれ、色相環で反対の位置にある色を指します。この2色は、お互いの色を鮮やかに引きたて、インパクトを与える配色でもあります。特別な日には、このインパクトある配色を使った印象深いテーブルを作ってみてはいかがでしょうか。

三原色の補色を基本としてアレンジを

ここで、先ほど出てきた「補色」について、ちょっと説明しましょう。色の三原色といわれるのは、「赤」「青」「黄」の3色。この3色のうち2色ずつを混ぜ合わせて中間色を作り、この三原色を混ぜてできた色を光の波長による見え方の違いによって円配列したものを「色相環」といいます。その「色相環」で、それぞれの色の対角線上に向かい合った色を「補色」と呼びます。「補色」は、絵の具でたとえれば「混ぜるとグレイになる」2色でもあります。

この補色をコーディネイトにとり入れるためには、以下の色の3原色の補色を基本的に覚えておけばいいでしょう。その基本に若干のアレンジをすることで、応用ができます。

<赤> ←→ <緑>
<青> ←→ <オレンジ>
<黄> ←→ <紫>

毎日の生活に浸透している補色効果

「赤と緑」「黄と紫」などと聞くと、「エエッ〜!」という声が聞こえてきそうですが、実はこの補色を使った配色は、私たちの生活のなかで広く使われており、深く浸透しているものなのです。

たとえば、クリスマスの「赤と緑」はその代表的な例です。グリーンサラダに赤いトマト、これらがおいしそうに見える、きれいに見える、というのも補色効果の一例です。また、あらたまった席の「紫と黄」などの組み合わせなどは、高貴な印象させ与える配色です。こうした補色を使った手法は、アートの世界でも広く使われており、有名なゴッホの『夜のカフェテラス』という作品は、コバルトブルーの夜空と黄色のカフェの対比が美しい、印象深い絵となっています。

この配色をテーブルコーディネイトにとり入れるとき、そのポイントは、2色の分量比。まず、2色のうち、どちらがベースカラーになるか、インパクトカラーになるかを考え、ベースカラーを全体の3分の2、インパクトカラーを3分の1という比率にします。決して同量で使わないことがこの配色を成功させるポイントです。ランチョンマットを2色使いにして、インパクトカラーを部分的に使う、また、インパクトカラーをやや多めに使うときは、和紙などで違うニュアンスを出すことで印象的なテーブルが演出できそうです。クリスマスやお正月など、特別な日が多いこの季節、ぜひ、補色効果を使ったいつもよりちょっとインパクトのあるテーブルコーディネイトをしてみたいですね。