体にとって、なくてはならない塩分
塩分のはたらき
汗をかいたら塩分も必ず補給といわれるように、塩は本来、人間の生命活動になくてはならない成分です。 昔、学校で習った、塩の化学記号は「NaCl」。すなわちナトリウム(Na)と塩素(Cl)から成り立っています。食物として摂取された塩は、ナトリウムと塩素になって体内に吸収されます。そして、ナトリウムは、細胞の浸透圧を調節したり、筋肉の収縮、神経の刺激伝達などにはたらきます。塩素には消化に必要な胃液成分・塩酸を作るという大切な役割があります。そして、消化を促進するのもナトリウムのはたらきです。
もし、塩分が足りなくなると・・・
1.新陳代謝が弱る
細胞は、浸透圧で栄養と老廃物を入れ替えています。塩が足りないと新陳代謝が悪くなり、肌がカサカサになったり、病気や老化の原因になります。
2.筋肉が痙攣(けいれん)する
「こむら返り」は、汗をかいて塩分が不足することが原因の一つです。心臓も筋肉で動いているので、痙攣(けいれん)を起こすと大変なことになります。
3.腎臓が弱る
体内の塩分が不足すると、腎臓は尿の中に出した塩分を再吸収して体内に戻そうとします。そのため、腎臓が過労状態になります。また、尿の量も減るので、老廃物の排泄が十分に行えなくなるといったこともあります。
どれも大切な役割ですが、必要量はほんのわずか。人間は、その必要量の何倍も食事で摂取しています。だから、少し減塩したところで、足りなくなる心配はありません。
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