
紅葉の時期を過ぎると手足が冷えて困る、いわゆる"冷え症"の女性が多くなります。今回は、できるだけ冬を快適に過ごすために、冷え症の原因と対処法を考えてみましょう。
女性の手足が冷え易いのは何故?
男性に比べて女性に冷え症が多い理由は、筋肉量の差にあります。女性は、熱を作り出す筋肉量が男性に比べて10%少ないといわれています。また、女性は皮下脂肪が多いので保温はできますが、逆に一度冷えると温まりにくい体質というのも冷え症が多い要因になっています。
もう少し深く踏み込んで冷え症の原因を考えてみましょう。
まず、手の甲(足の甲)には皮下脂肪があまりないため、冷たい外気に触れた時や、冷たい床の上ではすぐに表面温度が下がってしまい保温することができません。
さらに、手首(足首)より先には熱を作り出す筋肉がほとんどありません。そのため冷えた場合に局所で熱を作る事ができないのです。もし手足が冷えた場合に手足に血液を送り続けると、手足で冷えた血液が心臓に多く戻る状態が続きます。そうなると、体そのものを保温することができません。それを避けるために、あえて手足に送る血液を減らします。
血流の戻りは自律神経にも関係が・・・
ヒトは心臓の負担を軽くするために、体の全臓器に必要な量の1/3程度しか血液を持っていません。そのために、自律神経が、必要に応じて臓器に送る血液量を調節しています。手足に送る血液の量も、同様に自律神経が調節しています。
自律神経は、手足が冷えた時に速やかに送る血流を減らし、外気温や床の温度が上昇した時には速やかに血流を増加させます。こういった働きからもわかるように、自律神経の反応が悪いと冷え症の原因になります。
食事での冷え症予防には肉を!
とにかく手足を冷やさないのが一番の冷え症予防対策ということになります。これに関しては、手袋、タイツ、ブーツなどで予防策を取っていると思います。
こういった保温対策に加えて、体の熱産生を増加させるという別の解決方法もあります。つまり食事です。それには、蛋白質が多い食事がおすすめです。蛋白質は消化吸収時の発熱が多いので体を内側から温めてくれるのです。身近な高蛋白質は肉類です。しかし、確かに肉類は体を温めてくれますが、同時に高脂肪なので高い熱量摂取になりがちです。ダイエット中の方が冷え症対策で肉類を食べる場合は、量には気をつけましょう。
ビタミンEで血流を増やそう!
漢方薬の一部は冷え症に効果があると言われています。ただし漢方薬では、個人に対して個別の処方が必要です。また、効果が現れるまでに一般的に時間がかかります。
西洋医学では、ビタミンEが末梢血液量を増加させる作用があるビタミンであることを認めています。冷え症でも末梢血液量が増加すれば、手足の冷たさが緩和されます。ビタミンEは冷え症に有効なビタミンです。冷え症以外に、肩こり、月経不順などにも有効です。
ビタミンEの一日に必要な量は8mg(男性10mg)です。含有量が多い食品は、アーモンド、モロヘイヤ、うなぎ、かぼちゃなどです。含有量が多いアーモンドでは、100g中に30mg程度含んでいますが、相当量を食事から摂取して末梢循環の改善をするのは難しいかもしれません。そこで、ビタミンEを積極的に取るにはビタミン剤からの摂取をおすすめします。
ビタミンEの種類と違い
少し話が難しくなりますが、ビタミンEはビタミンCのような一つの物質ではありません。ビタミン剤として用いるものを、大きく「天然ビタミンE」「天然型ビタミンE」「合成ビタミンE」と3つに分類します。「天然ビタミンE」は食事から摂取しているもの、「天然型ビタミンE」は天然ビタミンEに酢酸などの有機酸がついたものです。「合成ビタミンE」は化学合成で作ったものです。自然界には存在しない成分を含んでいますが、この成分は生体が利用できないだけでまったく無害です。
これら3種類のビタミンEを飲んだ時の有効性(吸収率×利用率)は、「天然ビタミンE>天然型ビタミンE>合成ビタミンE」になります。つまり、同じ摂取量ならば天然ビタミンEが一番効果が高いということになります。通常の製剤では、ビタミンEを溶かすために油を使っています。油が少しでも気になる方には油を使用しない製剤をお薦めします。
天然ビタミンEを使って、油を使わずに医薬品にしたものは、これまではありませんでした。「ユベラックスEピュア」は、この二つの条件を満たしている医薬品です。
Copyright(c) 2001-2004 All About, Inc. All rights reserved.
掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。
|